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HAKU 北村 コラム 49「クリスマスの話」

普段は靴職人、北村です。

明けましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします!

新年一発目のコラムが『クリスマスの話』って、(こいつ気が狂ってるな……)と思いましたか?

でもね、聞いてくださいよ! 大変だったんですよ、クリスマス!

(そろそろプレゼント用意しないとなー)

と思い始めた昨年11月末。娘(小1)が、

「サンタさんにニンテンドースイッチもらおうかな~」

って言い始めたんですよ。

(まじかよ……)

って思いましたね。

なぜなら我が家は新しい洗濯機(ドラム式)を購入したばかりだったからです。

その出費、20万円也!(泣)

クレジットカードの引き落としに怯える僕に、娘からの更なる追い打ち……

ニンテンドースイッチ、3万3千円!

「ち、ちなみに何のゲームがしたいの……?」

「えーと、『スプラトゥーン』!」

『スプラトゥーン3』、6千円!

あわせたら4万円くらいぃぃぃー!!!!

いやあ焦りました。
例年はせいぜい1万円以内なのに、いきなり4万円ですからね。

しかもスイッチは11月末の段階で品薄傾向。お店でも「1世帯1台まで」と制限がかかっている状態。

(クリスマス当日に手に入らないという状況だけは避けなければならない……在庫がある今のうちに買わねば!)

覚悟を決めた僕。しかし数日後、

「やっぱりプレゼントこれにする~!」

と娘が言ってきたのです。
新しく選んだのは6千円ほどの子供用デジカメでした。

「え……スイッチじゃなくていいの?」
「うん! これがいい!」

そう、子供の気は変わりやすいのです。
僕は密かに胸を撫でおろしました。

「そして、おとうさんとおかあさんに買ってもらうのはこれにする!」

と言って、今度は子供用のミシン(7千円)を示しました。

※ここで説明しよう!

我が家のクリスマスは、

・サンタさんからのプレゼント
・親からのプレゼント

この2つをもらえることになっているのだ!
娘が小さい頃、何となくそうしてしまったのだが、今更やめるわけにもいかず、非常に後悔しているシステムとなっているのである。

そんなわけでプレゼントは「デジカメ」と「ミシン」になったのでした。

イブの夜。プレゼントを置くのは僕の役目となっております。我が家では枕元ではなく、リビングに置きます。

寝る前に娘が何かを書いていました。サンタさんへの手紙です。

「サンタさん たべてね だいすき」

チョコレートが2つ、添えられておりました。

小1になって字を覚えて、こんな手紙も書けるようになったのだなあ……と感慨深く思いました。

娘と妻が寝室に行ったあと、僕はプレゼント用のおもちゃと包装紙を取り出し、ラッピングを開始。サンタさんからのプレゼント、親からのプレゼントはそれぞれ違う包装紙で包みます。

(待てよ……サンタさんに手紙を書くくらい賢くなってるから、両方の包み方が同じだと怪しむかもしれない……)

そう思った僕は、百貨店の人がよくやる「斜め包み」のやり方をYouTubeで勉強し、片方のプレゼントをそれで包もうとしました。

しかしできませんでしたあああ!!(泣)
動画見ても上手にできなかったんですうう!!!

(ま、まあ……プレゼント見たら興奮してすぐに開けるだろ……小1だしな……)

と思い直し、結局2つとも同じやり方で包みました。

さて次の問題は、サンタさんに用意されたチョコレートです。

お皿の上に個包装のチョコが2つ。

(単純にお皿から無くしてしまうか? いや、それだけだと食べた感が薄いな……)

そう考えた僕はチョコの袋を開け、空袋だけをお皿に残しました。

(中身だけ食ってゴミは放置していく……マナーの悪いサンタになったが、このほうが驚きがあるだろう)

残るはサンタさんへの手紙。

(このまま置いておくより、手紙を読んだサンタさんが持ち帰ってくれたほうが嬉しかろう……)

僕はそのかわいい手紙をスマホで撮影して記録したあと、くしゃくしゃに丸め、ゴミ箱の深いところへ押し込めました。

(この手紙はサンタさんが持って行ったのだ……もうこの家に存在してはいけない)

そう自分に言い聞かせながら。

12月25日、朝。

妻と一緒に起きた娘はリビングに向かったあと、再び寝室へ戻ってきました。まだ布団の中にいる僕に向かって、

「おとうさん! サンタさんチョコ食べてた!」

と興奮気味に言いました。

小1の娘は、まだ現実とメルヘンが混ざり合った世界で生きています。

……そんな娘を想って作りました。

聴いてください。

きたむら で

『僕の娘』!

『僕の娘』 / きたむら feat. 知声
https://youtu.be/wbGlH2A1rGo

以上、ひさしぶりに曲を作った北村がお送りしました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。