HAKU 北村 コラム 44「読書感想文の話」
普段は靴職人、北村です。
小学校のとき、夏休みの宿題で「読書感想文」ってありませんでした?
あれね、僕すごく苦手だったんですよ。
そもそも作文自体が苦手だったんですけど、それに輪をかけて出来なかったんですぅー。
感想文を読む人(先生)は、僕が読んだ本のことなんて知らないじゃないですか?
だから感想を伝えるには、説明のために「あらすじ」も書かないといけないわけです。
だけど、この「感想とあらすじの配分」が分かんなくて、めちゃくちゃあらすじ部分が多くなっちゃうんですよ。全体の2/3くらいは本の内容を写してるみたいな(笑)
なんでこんなことになっちゃうのか考えてみたんですけど、おそらく「読書感想文の書き方」を教えてもらってないのが原因だと思うんですよ!
えーそんなわけでね、わたくし、45歳にして初めて調べましたよ。読書感想文の書き方を。
YAHOO!きっず「こうすれば書ける!読書感想文ナビ」
https://kids.yahoo.co.jp/event/mag/dokusho/
学研キッズネット「読書感想文の書き方カンペキナビ」
https://kids.gakken.co.jp/jiyuu/kansobun/howtowrite/
……いや、めちゃくちゃ分かりやすく解説されとるやないかーい!
今の子はインターネットがあるからホンマ恵まれとるでえ!!!
詳しくは上記サイトを見てもらうとして、要約すると大体こんな感じ。
1)本の選び方
自分が好きな本を選ぶ。物語じゃなくても良い。課題図書を読むも良し。
2)本の読み方
気になった箇所(楽しかった、悲しかった、感動した……など)に付箋を貼ったり、メモをとりながら読む。
※個人的には、一度目は集中して読み、二度目に付箋やメモを使いながらさらっと読み返すのが良いのではと思いました。
3)感想文の書き方
いきなり書き始めないこと!
まずは感想文の構成について考える。
読書感想文は、
・題名
・はじめ(導入)
・なか(読書感想文のメインとなる部分)
・おわり(結び)
に分けて考えるときれいにまとまる。
以下、各項目についての説明。
「題名」
読む人の興味を引くような題名、自分の気持ちや考えが伝わる題名を考えてみる。書き終わったあとに題名を付けても良い。
「はじめ」
・その本を選んだ理由
・あらすじ
「なか」
・心に残った場面の説明
・自分が思ったこと
※ここで付箋やメモを参考にする
※書く量が多くなるので、2つ程度に分けると良い(なか1、なか2)
「おわり」
・本を通して考えたことや学んだこと
どうですかあ!!! みなさん!!!
これなら書けそうな気がしませんかあ!!!
もちろんこれは一番基本的な構成なので、工夫すればさらに魅力的な文章が書けるようになるでしょう!(例えば、読む人を引きつけるために、インパクトのある書き出しにするとかね)
まあ、そういうテクニック的なものは、学年に応じて少しずつやっていけば良いんじゃないかなーと思います。
ついでに、学校で読書感想文を書かせる意味についても考えてみましたよ。
1)読む力を養う
2)書く力を養う
まあ、この2点だろうなと思います。
なんと! 読書感想文とは2つの力を同時に鍛える欲張りな学習法だったのです!
ただね……これ弊害もあるんじゃないかなって思うんですよ。
読書感想文を楽しめる子っていうのはつまり、読む力と書く力の両方がある子ってことでしょう? そうじゃない子は苦行でしか無いわけです。
ネット上には、読書感想文のせいで読書が嫌いになった、なんて意見もありましたよ。
実際僕も本を読むのは好きだったんです。でも感想文を書くのは苦手で……つまり「読む力」はあったけど「書く力」が無かった。書く力が身についていれば、読書感想文ももっと楽しめたのではないか? そう思うのです。
この2つの力は全くの別物なので、読書感想文以外の方法で分けて鍛えたほうが良いと考えます。
1)読む力の鍛え方
小説とか物語って読むのが難しいと思うんですよ。活字だけの文章を読むには、語彙力と想像力が必要ですからね!
読む力を鍛える=語彙力と想像力を鍛える、ということだと思うんです(個人的見解)
ではどうやってそれらを鍛えるのか?
これはもう、自分に合った娯楽を楽しむことに尽きると思います。
小説を読むのが難しければ、ライトノベルを。
ライトノベルも難しければ、漫画を。
漫画も無理なら、絵本を。
というように、無理なく楽しめるものに集中すれば良いでしょう。
活字自体が無理ィ~! という人は、アニメや映画でもオッケー!
「アニメや映画が読む力を養うのに関係あるんか?」
と思われるかもしれませんが、前述したとおり、読む力=語彙力と想像力なんです。アニメや映画はそれを養うのにとても良いものだと考えます。
好きなアニメや映画ができたら、次はその作品のコミカライズ版(漫画)とか、ノベライズ版(小説)に手を伸ばしてみるのもいいですね!
そうやって徐々に楽しめるメディアを増やしていけば良いと思うんですー。
漫画は活字も含まれているので、小説とアニメの中間的なメディアに当たると考えています。
こうした娯楽(+日常生活)から得た語彙力と想像力をもとに、活字だけの情報から景色をイメージしたり、登場人物の感情を理解できるようになるのです。
2)書く力の鍛え方
これはもう単純に技術と語彙力だと思います。
文章を書くためのルールやテクニックを知ること。多くの言葉や慣用句を身につけること。その2つが重要ではないでしょうか。
実際に書いてみることはもちろん必要ですが、SNSにコメントを投稿したり、ブログを書いてみたり、自分が楽しめることを続けるのがいいんじゃないですかねー。
要は読書感想文が苦手でも、読む力と書く力は別のやり方で身につけられるよって話です。
その両方が身につけば、最初に言ったように、読書感想文も楽しめるようになるんじゃないかなあと思います。
そう考えるとね!
小学生に!
読書感想文は!
むごすぎる!!!
そう!
思いませんかああああああ!!!
うおおおおおおお!!!!!
以上、今も読書感想文は書きたくない北村がお送りしました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。