HAKU 北村 コラム 10「記憶の街の話」
普段は靴職人、北村です。
僕ね、小さい頃に2回引っ越ししてるんですよ。幼稚園の途中で佐賀→福岡、中学校入学時に福岡→長崎です。
現在は兵庫県に住んでいることもあって、当時の風景はもはや記憶の中でしか見られません。とはいえ中学・高校と過ごした長崎のことは良く覚えてるんですよ。問題は小学生の頃を過ごした福岡です。
僕は42歳のおっさんなので、30年以上前の記憶となるとさすがに曖昧なわけです。当時住んでいた借家や家族で買い物に行ったスーパー、毎日のように遊んでいた近所の広場……
どれも覚えてはいますが、細部はぼんやりしてるんですよね。
もちろん現地へ行けば実際に見られるんでしょうけど、遠いですし、なかなかそうもいかないのです。
そんな僕に朗報です! ぴったりのサービスを発見しました!
いやあ、みんな知ってるかなあ? 『Googleマップ』って言うんですけどね。
簡単に言えばインターネットで参照できる地図サービスなんですけど、様々な革新的機能を発表し続ける地図界のエンターテイナーなのです!(僕が勝手に言いました)
注目すべきは「ストリートビュー機能」ね!
みんな知らないだろうから解説しますと、通常の地図は真上から見たアングルですが、ストリートビュー機能を使うと、まるでその場にいるかのような目線で地図上の風景を見ることができるのです。
つまり住所さえ分かれば、その場所の景色が実際に分かるということです。
「引っ越しました!」と書かれた年賀状をもとに、差出人の新居の外観チェックだってできてしまうんですねー!(しないで)
前置きが長くなりましたが、今回はこのGoogleマップのストリートビュー機能で小学生時代を過ごした福岡の街を散歩してみた! というお話です。
まずは当時通っていた小学校を探しました。
「○○小学校」検索ポチッ!
……来たーっ! 我が母校やー!
さらにストリートビュー機能をオン!
出た! あの頃見てた風景や……変わってない、今もあるんだ……(感動)
さあ、ここから家まで歩くぞ!
帰り道にあった公園! 木漏れ日の下、駆け回った日々がよみがえる!
まっすぐ伸びた、川の土手! 一面に咲いたコスモスがきれいだったなあ。
初めてファミコンで遊んだ友達の家! あの日のスーパーマリオの衝撃よ!
狭い道を抜け、どんどん進む。
知ってる……知ってるぞ、この道……変わってる箇所もあるけど、当時歩いた道だ。
着いたー! 当時住んでた家だー! ボロいー!(笑)
って感じで、その後も記憶をたどりながら周辺を散策したんですけど、やってみて気付いたことが色々とあったので、箇条書きでご報告したいと思います。
1)小学校から家まで15分~20分くらい掛かってた気がしてたけど、大人だと6分の距離だった!
子供と大人の身長差も当然あるんですけど、遊びながら帰ってたから無駄に時間が掛かってたんだろうなあ……
2)全体的に街が狭く感じる!
当時は子供の目の高さで見ていたからでしょうねえ。道路なんかも記憶よりかなり狭くてびっくりしました。
3)街の全体像が今にして分かる!
子供の頃って馴染みの場所でも位置関係を把握してなかったりするんですよね。今回初めて「この道とこの道が繋がってたのか!」とか「この場所、意外と家から近い!」とか発見がありました。
4)記憶の中の風景が補完できる!
頭の中で思い出の道をたどっていると、ある場所から先がどうしても思い出せないことってありませんか? そんな場合もこのGoogeマップ散歩だとその先へ行けるのです!
5)30年経っても意外と変わってない!
まあお店はほとんど変わってたんですけど、学校や公園、公民館などの公共施設、神社、民家なんかは割と当時のまま残ってました。なので雰囲気的には十分に懐かしさを感じられました。
6)なんか色々思い出しちゃう!
Googeマップ散歩の途中、当時の友達のことを思い出しました。すごく絵が上手なコで、よく一緒に遊んでいたんですよね。僕は小学校卒業と同時に長崎へ引っ越したんで、そのあと一度も会っていないのですが、気になって名前を検索してしまいました。
そしたらなんと! 最初に検索した母校の小学校教師になっていました!
えー、そんなわけでね、お金も掛からず、かつ記憶の街へどっぷり浸れるこの「Googeマップ散歩」、もうやらない理由が見つからないよね!!!
……以上、小学校の給食で出てた「洋風ごま和え」とメニューが死ぬほど嫌いだった北村がお送りしました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。